衛星観測と現地調査による被災地の環境再生モニタリングと地球環境教育の実践 ■

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東日本大震災

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 観測サイト1:気仙沼市

(1)概要

 気仙沼市は、宮城県の北東端に位置する天然の良港で、全国有数の漁港として栄えてきた。しかし、気仙沼湾の入り口が広く、奥に行くほど狭くなっているリアス式海岸の特徴(図A)が災いし、東日本大震災では、震度5強〜6弱の地震の後に発生した津波と火災によって壊滅的な被害を被った。直接死1,034人、関連死108人、行方不明者216人、住宅被災棟数15,815棟、被災世帯数 9,500世帯に及んだ1)。気仙沼港の奥にある鹿折地区(図B)では、津波で旧鹿折唐桑駅前に巨大漁船(図2.5.3参照)が打ち上げられ、津波の威力をまざまざと人々に印象つけた。


          (a)全体の地図                             (b)鹿折地区周辺の拡大地図

図A.気仙沼市周辺の地図(国土地理院提供

図B.気仙沼市旧鹿折唐桑駅前に打ち上げられた18共徳丸(330トン、2012年10月14日撮影)
Updated 2018/11/15