衛星観測と現地調査による被災地の環境再生モニタリングと地球環境教育の実践 ■

Space 
Eye

東日本大震災 衛星観測の役割 協力校と観測サイト 現地調査

 調査日程

衛星画像解析

環境教育の取組み

発表文献

 
1.概要

 2011311日に発生した東日本大震災は東北地方に甚大な被害をもたらしました。地球観測衛星が捉えた被災前後の画像はその被害の大きさ、深刻さを多くの人に知らしめました。しかし、私たちはそこに留まっているわけにはいきません。今後、重要なのは破壊された被災地の環境状況がどのように再生されていくかをしっかりモニタリングしていくことです。
 本研究の目的は、東日本大震災の災害状況の把握をスタート地点として、その後、被災地の環境が年々どのように再生しているのかを、被災地の高校生らと共に、衛星画像解析と現地調査の両面から調査し、その作業を通じて青少年の地球環境教育を実践することにあります。また、調査データを元に、震災からの環境再生に関する環境教育用Web教材を作成し、広く世界に発信しています。
 なお、本研究は2012年度に採択された科学研究費基盤研究(B)「衛星観測と現地調査による被災地の環境再生モニタリングと地球環境教育の実践研究代表者:長 幸平/東海大学)の一環として実施しているもので、2016年度まで5年間継続しました。皆さまのご理解とご協力に感謝します。

図1.本プロジェクトの概念図

2.研究の方法
(1)被災地の環境回復状況調査を通じた地球環境教育の実践
 本研究では衛星画像を地上調査と的確に結びつけ、被災地の環境が最悪の状態からどのように再生していくかを、現地の高校生、教員らと共に、モニタリングしていきます。対象は、水環境、植生、都市環境等です。原則として、6カ月おきに現地調査を実施し、現地調査の結果(各測定結果、現地写真、高校生らのレポート)を衛星画像と対応付け、取りまとめます。高校生らは現地調査と衛星画像の対比等から、身近な環境の再生状況と地球環境の関連性を体感することになります。
(2)環境教材の開発と情報発信
 調査した結果は、環境教育用Web教材としてとりまとめ、本ホームページで公開します。環境の再生状況を科学的観点から調査し、その結果を教材という形で体系的かつ継続的に発信していく本研究の役割は決して小さくないと考えます。教材は、英語版も作成し、広く世界に公開します。また、各年度において、高校生、大学生等を対象とした地球環境教育セミナー、学会発表等を実施する予定です。被災地の環境の回復状況の情報を発信する役割も担う予定です。
3.実施体制
研究代表者    長 幸平       東海大学 情報理工学部 情報科学科 教授 
研究分担者    福江潔也       東海大学 情報理工学部 情報科学科 教授
         内田 理       東海大学 情報理工学部 情報科学科 教授 
         竹村憲太郎    東海大学 情報理工学部 コンピュータ応用工学科 教授 
         寺田一美   東海大学 工学部土木工学科 准教授
         佐藤俊明      (株)パスコ研究会開発センター 課長
研究協力者        佐藤勇喜    (社)Design Product 仙台松蔭塾 代表理事  
            柳瀬克紀     仙台市立仙台工業高等学校 機械科 教諭
            武田修司     宮城県気仙沼向洋高等学校 機械技術科 教諭
4.連絡先
  長 幸平
 
 東海大学情報理工学部情報科学科 
 
 259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
  TEL
0463-58-1211
 
 情報理工学部長室 :内線4001
 
 情報科学第7研究室:内線4103
Updated 2017/3/25
(ALOS衛星画像:JAXA提供)